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2021年3月5日 |
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カリフォルニアは不動産も物価も税金も高くて、他州へと人口が流れて行く傾向にありますが、それでも気候温暖で異種文化、異民族に寛容なのでまだまだ人気があり、全米最大の人口を抱えるということは変わらないでしょう。(それでも、日本よりちょっと大きい面積に4千万人が住んでいるのですから、日本よりはるかにゆったりしているとは言えるでしょう。)
住宅が増えると、その地に住んでいた野生動物たちは押しやられて生きる糧を失っていきます。私はサンディエゴに45年住んできましたが、最初はよく見かけたシカや、多すぎて困ったほどのスカンクはほとんど見かけなくなりました。
逆に人間との共存に長けていて、むしろ数が増えている動物もいます。その筆頭がコヨーテ。我が家の周辺にもたくさんいます。昼間は見かけることはまずありませんが、夕方から朝早くまでは彼らが自由に行動する時間。夜歩きした猫がコヨーテに連れて行かれるという話は珍しくありません。犬だって、小さければコヨーテの餌にぴったり。暗くなったら犬を散歩に連れて行かないように、と注意されています。
住宅地から離れたところでは、昼間でもコヨーテは大っぴらに行動します。上の写真のコヨーテは郊外の貯水池に出てきたものです。カメラを向けたサンディをジィ〜っと見つめて、立ち去って行ったとか。
アメリカ先住民の間では、コヨーテはずる賢くて、変装もしてヒトを騙すと思われていたとか。日本人にとってキツネのような存在だったのでしょうか。日本の稲荷神社のように、コヨーテを祀る先住民部族もいるかどうか…
これまで頑張ってきた野生動物たちとはうまく共存していきたいと思います。
写真:サンディ•スミス(カリフォルニア州ラモナ在住) 文: 雨宮和子(カリフォルニア州デルマー在住)
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