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| ▲ ハバナ旧市街の聖堂広場。 |
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| ▲ ハバナの入り口をイギリスの海賊や海軍から守った砦の砲台。 |
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| ▲ 聖堂広場の片隅で、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの栄光を夢見ているかのようなミュージシャンたち。 |
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(写真上）1589年にスペイン人が建設した砦から見たハバナ。
報告： 雨宮 和子
キューバはアメリカ国籍を持つ者には禁断の実。１月中旬、そのキューバに行ってきました。正味１０日間の滞在中に、カストロ危篤か、というニュースも流れましたが、とにかくカストロ生存中のキューバを見ておきたかったのです。
スペイン植民地時代の歴史の遺産と、２０世紀前半のアメリカの足跡と、その後の革命の形見。サトウキビと葉巻。マンボやチャチャチャやサルサの他に、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブで一躍世界中に有名になった音楽。そういう様々なイメージが入り混じったキューバは、幻のようにも感じられます。その幻を少しでも解いてみたいと思って出かけたのです。
キューバは自然も人々も美しいところでした。同時に、キューバの歴史はアフリカからの奴隷の歴史でもあり、スペインからの移民の歴史でもあり、またアメリカの干渉との葛藤の歴史でもあるという厳しいところでもあるというのを、滞在中にひしひしと感じました。
いままた、キューバは新しい歴史の局面に立っています。そんなキューバで見たこと、耳にしたこと、感じたことは、エッセイで述べさせていただきます。
1月31日には、カストロの病状は向上したという報道がありましたが、キューバが世代交代の時期に入ったことは間違いありません。人々もそれを待ちこがれているようです。
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