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例年より遅かった紅葉もようやく終盤、数日おきに寒い日が訪れます。が、キュンキュンする寒さではなく、なんとなく気合の入っていない寒さ、かったるい中途半端な寒さです。
寒いのは大嫌いなんですが、やはり冬はキューンと冷えなければいけません。経験上、寒ければ寒いほど、春の開花がみごとになり、春から夏にかけての果実の実成りもよくなるからです。土中の害虫の卵や有害菌が、低温で淘汰されるせいでしょう。
しかし、土深く、気持ちよく寝ているところを、突然掘り起こされ、寒気にさらされる「彼ら」のことを考えると、かわいそうな気もしますが、一方で、そのあわてまくる姿を想像しておもわず笑ってしまいますね。
冬の土起こし作業のことを「天地返し」とはよく言ったものだとおもいます。言葉に虫からの視点が感じられますね。
写真と文； 管理人
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