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雨宮 和子
研究会会員 カリフォルニア州デルマー在住
昨日３月１６日に、サンディエゴで反戦集会とデモがありました。その週末（３月１５ー１６日）には、アメリカ各地の都市で同様の平和行動が繰り広げられました。
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▲ 女の子（小学校６年生）は、お父さんがアフリカ系、お母さんがメキシコ系。土曜日にタイ料理のレストランで食事をしたら、一家で「No War No Where」のTシャツを着てそのレストランに食事に来たのです。昨日の集会にも一家で来ていました。
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ブッシュがイギリスとスペイン共同提案の国連決議が通らないと見て、国連の承認抜きでイラく攻撃断行を決めたらしいという状況の中で、先月の反戦集会を上回る数の人々が、サンディエゴ市の真ん中にあるバルボア公園に集まりました。少なくとも６千人から７千人は集まったと思います。というと、たいした数ではないと思われるかもしれませんが、そうでもありません。サンディエゴ市議会がブッシュ大統領の開戦を支持する決議を出すほど、政治の面では大変に保守的なところなのです。サンディエゴは海軍基地や海兵隊ヘリコプター基地があり、近くに海兵隊の基地もあるという軍と深いつながりのある町なのです。
それでも市民の間では、イラク攻撃支持と反対とが５分５分に分かれているそうです。バルボア公園の中には海軍病院があって、昨日の反戦集会はそこから道路を隔てた反対側の地点で行われました。
イラク攻撃がもうすぐ始められてしまうという緊迫感があっても、反戦集会はいつものように和やかで楽しいピクニックのような雰囲気でした。子ども連れも珍しくないし、お年寄りも大勢参加し、犬を連れた人もかなりいました。私たちも２匹の犬を連れて行ったのです。サインもみな、いろいろ工夫された自家製です。デモが公園の中から道路に出ると、通りかかる車の窓からVサインを出したり、支援の警笛を鳴らしたりして、デモに参加しなくても意思表示をしてくれる人たちもかなりいます。
私は１２年前の湾岸戦争も反対で、戦争中ずっと毎日曜日に行われた抗議集会とデモに参加していました。そのときも犬を連れて。でも、あのときにはこんなに数千人という単位で人が集まることはありませんでした。今回のブッシュ政権のイラク攻撃が、どんなにアメリカ市民の間に不安をもたらしているかが、うかがわれます。
開戦となったら、その日の夕方連邦政府ビルのに集合して抗議集会をする、という知らせは、かなり前から出ています。どうもそんなことになりそうな気配が濃くなってきました。いやですねぇ。
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