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| ▲ アンティグアの中心から、パカヤ火山が見えます。活火山で、私が最後に行った１９９９年には煙を出していました。 |
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| ▲ 仲良く市場に出てきたような女性たちですね。 |
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| ▲ グアテマラの織物は有名。村によって模様も色彩も違います。 |
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世界で一番美しい国は？と聞かれたら、私はためらいなく「グアテマラ」と答えるでしょう。豊かな国土にマヤの末裔である先住民が住むグアテマラは、どこもかしこも色彩豊か。中でも、１５４３年から１７７６の大地震で崩壊されるまでグアテマラの首都であったアンティグアは、いまでも美しく、時間がゆっくりと過ぎていくのを感じさせながらも、生き生きとしたところです。２５年前にそのアンティグアで結婚式を挙げた親友のシャロン・ヘイズさんとトム・イーラーズさんは、旧婚旅行で再びグアテマラを訪れ、ステキな写真を送ってくれました。
夢のように美しいグアテマラですが、１９８０年から１６年間も凄まじい内戦で人々、特に先住民に、２０万人もの死者、そして４万から５万人の行方不明者を出すという多大な犠牲をもたらしました。
内戦終結後も混乱が続きましたが、昨年５月には、軍政独裁政権下の大統領であったリオス・モントに有罪判決が下りるという画期的なできごとがあり、グアテマラは落ち着きを取り戻し、平和がすっかり蘇ったようです。そのことがグアテマラの女性たちの顔にはっきり映し出されていると思いませんか。
写真：シャロン・ヘイズ
トム・イーラーズ
文：雨宮和子
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